便秘
便秘について
排便回数には個人差が大きいと言われていますが、一般的に「週に3回未満の排便」が便秘とされる状態の目安です。
何日も便が出ない、お腹が張る、お腹が痛い、便が硬く出すときに強くいきむ、コロコロとした便を少量頻繁に出すなど、排便に苦痛や不快感がともなう場合は便秘の状態かもしれません。
便秘が続くと身体に悪影響が出てきます。肌荒れ、頭痛、肩こり、痔やポリープ、大腸がんなどの原因の一つになっていることも。
つらいと感じても体質だから治らないと思い込んで我慢したり、その場しのぎの対処をしていませんか?
便秘の原因別症状
・弛緩性便秘
運動不足によるおなかの筋力の低下やおなかの冷え
→ぜん動運動が弱くなり、便を送り出しにくくなる
・直腸性便秘
職場や学校などで、便意がきても我慢してしまう
→排便反射がにぶくなり、便が直腸にきても出なくなる
・けいれん性便秘
ストレス→大腸が痙攣し、便が通りにくくなる。便はチョコボール型。
また、過度なダイエットによる食事量の減少で、便そのものが少なくなっている若い女性もみられます。
欧米食やジャンクフード、野菜ぎらいなどの偏食で、腸内細菌のバランスが崩れ、便そのものの状態が悪くなっていることも。排便しやすい便は、やわらかくて大きなバナナ状のものです。
腸内環境を健康に保ち、腸が喜ぶ生活を心がけましょう!
・朝食を必ず摂り、毎食規則正しい時間に食べる。家を出る1時間前に食べ終えていると、リラックスした状態で朝の排便をすませ外出できるので理想的です。
・繊維質の多い食べ物や大豆発酵食品、水分を多く摂り、和食を心がける。
・ストレスを溜め込まない。ゆっくり入浴するなど、リラックスできる時間をつくる。今日の悩みを翌日に持ち越さないようにし、出来るだけ前向きに!「なんくるないさ(なるようになる)精神」で楽しい生活を。
・自律神経の乱れを防ぐ。睡眠時間を確保し、メリハリのある生活をしましょう。
・血行を良くする。適度な運動やマッサージをして、冷えを改善しましょう。
(マッサージ…おなかの上に両手を置き、時計回りに円を描く)
参考
・LL誌:菌と腸活、元気ですか?あなたのおなか
・HP:便秘なんでもネット