消化不良について

　胃もたれや胸やけ、膨満感や胃痛など、胃薬をお求めになる方が多くいらっしゃいます。
こういった症状の発端は、消化不良を起こしていることです。
外食やコンビニ食が続く食生活の乱れ、食べ過ぎ飲み過ぎ、深夜の飲食と睡眠までの時間が短い、脂質の多い食事、甘い物、冷たい物の過剰摂取など、消化不良の原因は様々です。また、暴飲暴食からくる胃痛にそなえ、胃酸の分泌を抑制して胃痛を抑える胃薬を服用する方も多くいらっしゃいますが、それがかえって消化不良の原因になっていることもあります。

　胃は、筋肉運動を通して胃液と食べ物を混ぜ合わせ消化していきます。 毎日キンキンに冷えたビールを食事中に飲むなどを繰り返していると、胃がかじかんでしまい動きが悪くなるのは簡単に想像できますね。 暴飲暴食で、胃がぱんぱんになってしまっても、うまく働けません。

消化不良が長期間続くことで、起こってくる病気もあります。
・逆流性食道炎
　胃の中で食べ物を溶かす胃酸が逆流してしまい食道に炎症を起こす病気
・消化性潰瘍
　胃液が自分のいや十二指腸の粘膜を消化してしまい潰瘍をつくる病気